去年よりエルニーニョ現(xiàn)象で、真いか、アルゼンチンイカ、ペルーイカ、紫いかを含め、イカ全面的に減産してきて、いか価格は舊正月前より急騰してきて、特に3月以來真いかとアルゼンチンいかの価格は元々の2倍ほどなってしまい。2016年、イカ業(yè)界の皆さんにとっては、大変厳しい年だと思います。

  エルニーニョ現(xiàn)象は海産物にこんなに重大な影響をされ、これは一體どういうことでしょうか？

  反エルニーニョ現(xiàn)象を良く呼ばれているラニーニャ現(xiàn)象は、どういうことでしょうか？

  下記の文書をご覧してから少し役に立てば、幸いです。

  エルニーニョ/ラニーニャ現(xiàn)象

  エルニーニョ現(xiàn)象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水溫が平年より高くなり、その狀態(tài)が１年程度続く現(xiàn)象です。逆に、同じ海域で海面水溫が平年より低い狀態(tài)が続く現(xiàn)象はラニーニャ現(xiàn)象と呼ばれ、それぞれ數(shù)年おきに発生します。ひとたびエルニーニョ現(xiàn)象やラニーニャ現(xiàn)象が発生すると、日本を含め世界中で異常な天候が起こると考えられています。




  図１は典型的なエルニーニョ現(xiàn)象及びラニーニャ現(xiàn)象が発生している時の太平洋における海面水溫の平年偏差の分布を示しています（平年値は1981?2010年の30年間の平均；赤が平年より高く、青が平年より低く、色が濃いほど平年偏差が大きいことを表します）。左の図は、1997/98エルニーニョ現(xiàn)象（1997年春に発生、1998年春に終息）が最盛期にあった1997年11月における海面水溫の平年偏差、右の図は1988/89ラニーニャ現(xiàn)象（1988年春に発生、1989年春に終息）が最盛期であった1988年12月における海面水溫の平年偏差です。日付変更線（経度180度）の東から南米沿岸にかけての赤道沿いで、赤あるいは青の色が濃く、海面水溫の平年偏差が大きくなっています。

  エルニーニョ/ラニーニャ現(xiàn)象に伴う太平洋熱帯域の大気と海洋の変動

  平常時の狀態(tài)

  太平洋の熱帯域では、貿(mào)易風(fēng)と呼ばれる東風(fēng)が常に吹いているため、海面付近の暖かい海水が太平洋の西側(cè)に吹き寄せられています（図２上）。西部のインドネシア近海では海面下數(shù)百メートルまでの表層に暖かい海水が蓄積し、東部の南米沖では、この東風(fēng)と地球の自転の効果によって深いところから冷たい海水が海面近くに湧き上っています。このため、海面水溫は太平洋赤道域の西部で高く、東部で低くなっています。海面水溫の高い太平洋西部では、海面からの蒸発が盛んで、大気中に大量の水蒸気が供給され、上空で積亂雲(yún)が盛んに発生します。

図２ エルニーニョ/ラニーニャ現(xiàn)象に伴う   太平洋熱帯域の大気と海洋の変動

  エルニーニョ現(xiàn)象時の狀態(tài)

  エルニーニョ現(xiàn)象が発生している時には、東風(fēng)が平常時よりも弱くなり、西部に溜まっていた暖かい海水が東方へ広がるとともに、東部では冷たい水の湧き上りが弱まっています（図２中）。このため、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水溫が平常時よりも高くなっています。エルニーニョ現(xiàn)象発生時は、積亂雲(yún)が盛んに発生する海域が平常時より東へ移ります。

  ラニーニャ現(xiàn)象時の狀態(tài)

  ラニーニャ現(xiàn)象が発生している時には、東風(fēng)が平常時よりも強(qiáng)くなり、西部に暖かい海水がより厚く蓄積する一方、東部では冷たい水の湧き上がりが平常時より強(qiáng)くなります（図２下）。このため、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水溫が平常時よりも低くなっています。ラニーニャ現(xiàn)象発生時は、インドネシア近海の海上では積亂雲(yún)がいっそう盛んに発生します。

図３ ダーウィンと世界各地の  年平均海面気圧偏差の相関係數(shù)